1870年、イタリアに生まれた女性医師、マリア・モンテッソーリが提唱した教育法です。
彼女は世界中の子どもたちが、自己の感覚、思考力、知覚力を身につけられる教材を作り、幼児教育に生涯を捧げました。その独自の教育法はすばらしい効果をもたらしています。
3歳から6歳までは、自己確立する上で最も大切な時期です。この時期の幼児は、「自分でできる」ために、生活の中に“秩序”と“方向性”を求めています。この深い要求に答えるために、本園では適切な環境とモンテッソーリ
教具を教育方法に取り入れています。
当園が導入している、モンテッソーリ教育では「日常生活の練習」を中心に、子供の手のサイズにあった教具を、「自分で」選んで使いながら、基本的な習慣が身に付くように繰り返し練習します。
実際のものとの出会い・自己確立
- 一人でできる活動(自己訂正できる)
- 幼児サイズの美しい実物での練習(身支度・食事のマナー・掃除など)
- 社会生活への適応(思いやり・役割分担)
- 運動の分析と調整(指先の器用性・持ち運びなど)
知的活動の準備
- 外界の刺激を受けて正しく受容する力を養います。
- 五感を繰り返し使うことによって、高度な発達を促します。
抽象能力・想像力の発達
幼児は数量について実生活の中で漠然と体験しているので、具体物を使って理論的に、系統的に学びながら、より数に対して興味を養います。
理解力・表現力の養成
話し言葉(聞く・話す)から、書き言葉へ・・・
子どもは、体験を通して、それらの状況を適切に表す言葉を見つけ記憶し、言語の楽しさ、面白さを知ると同時に難しさも味わいます。また、「美しい絵本」や「すばなし」などとの出会いにより、より良いイメージの広がりを助けます。
自己充実と知的好奇心の深まり
生物・地理・歴史・音楽・宗教・美術などの分野
[ 文化との出会い ]
子どもの興味は、身の周りから外の世界へと広がり、宇宙的視野に向かっていきます。
[ 愛・平和 ]
生き生きした生活をし、豊かな感性を育てることにより、人の心の動きも受け止める優しさ、思いやりが育ちます。